きれいに並んだ乳歯に少しずつすき間ができ、息子の口の中で、生え替わりの準備が始まりました。
そして、まわりのお友達から遅れること半年。
下の前歯が、ほんの少ーし揺れてきて、ようやく生え替わりの兆しが見えてきました。
息子も私も、これからどうなるのかなとドキドキしながら楽しみに待っていました。
しかし、ほとんど動きがないうちに、後ろから永久歯が生えてきてしまったのです・・・。
かかりつけの歯医者さんで相談すると、早めに抜きましょうという話になり、ほとんど揺れていない2本の乳歯を抜くことになりました。
本来は乳歯の真下から永久歯が生え、その過程で乳歯の根が溶けて自然に抜けるそうなのですが、永久歯が真下でなく内側から生えてきたために、根が溶けずに残ったということでした。
あごのスペース不足などで、最近はこのような生え方をする子が増えているそうです。
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息子には正直に話しました。抜く痛みを減らすために口の中に注射をすることも伝えました。痛みに弱い息子は泣いて怒りましたが、やらなければならないことも分かっている様子・・・。
本番まで2週間かけて、心の準備をしました。
大好きな仮面ライダーのおもちゃで釣りました。
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覚悟を決めて行きましたが、いざ診療室に呼ばれるとパニックに・・・。
「いやだ!こわいーー!!何するん!?今から何するん!!したことないのに、はじめてのことやのに、できん!!先生お願い、やめてーーー!!!」
大騒ぎして隣の診療台に逃げ込み、ついに母に取り押さえられました。
診療台で横になってからも大暴れしていましたが、先生が注射針を刺したとたん、抵抗していた力がふっと抜けて、暴れなくなりました。
なんと先生の麻酔が上手で、全く痛くなかったようなのです。
「にがい」
と一言発しただけでした。
痛くない注射などないと思っていたのですが、先生の腕だけでなく、液の温度(冷たいと痛い)、液を入れる速さ(速いと痛い)、注射器の種類(自動と手動)などの要因で、痛さが大きく変わるそうです。
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抜いたあとの口内には、穴が2つ(当日の写真は抜いた跡がリアルだったので、こちらの写真は1週間後のものです)。
抜いた2本の乳歯は、根っこがほぼ残った状態でした。
さらに1週間後。穴がだいぶ塞がってきました。↓↓↓
永久歯の歯並びを心配していましたが、舌で押すので、下の歯は大体、正しい場所に出てくるとのことでした。
さらに1週間後。永久歯が少しずつ萌出してきましが、まだあまり前に出てきた感じはありません。↓↓↓
そして、抜歯から2ヶ月後。
乳歯の穴は分からなくなり、2本の永久歯は少しずつ前方に出てきました。↓↓↓
右側の永久歯が少し大きめです。2番目の歯が足りないことが影響しているのかもしれません。
すき間もけっこう多いですね。うまく寄ってくれるといいのですが・・・。
何はともあれ、ひとまず、抜歯という重大任務を終え、ほっと一安心でした。
次回、【生え替わり期の子どもの歯②】レントゲン写真を見て、びっくり!歯はこんなふうに生えるんですね。(画像あり)に続く・・・
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