- プレイ人数:1~4人
- プレイ時間(目安):とくになし
- 推奨年齢:6歳以上
- メーカー:学研ステイフル
相手と自分の手札から少しずつ分かってくるヒントをもとに、相手がどのカードを持っているかを推理して当てるゲームです。
少し難しく感じますが、ルールは簡単なので、誰でもすぐにプレーできます。子どもも楽しめますし、大人同士だと、高度な思考の読み合いになり、ゲームの奥深さを体感します。

アルゴリズムという言葉が「問題を解決するための手順や計算方法」を意味するので、そこから来たネーミングかと思われます。
「アルゴ」は、算数オリンピック委員会の若杉栄二氏を中心に、東京大学数学科の学生有志、大道芸人としても著名な数学者ピーター・フランクル氏らによって、共同で発明・開発されたカードゲームです。
2002年に発売された「アルゴ」が世界で100万部を突破した際に、増補改訂を行って「アルゴ ベーシック」が発売されました。
「アルゴ」から改訂された点
①扱いやすいスリーブケース

プラケースの蓋がスリーブケースに変更されました。しっかりした作りなので、取り出しやすく、割れることもありません。
②見やすくなったルールブック

冊子のサイズが大きくなり、見やすいレイアウトになりました。文字も大きくなり、すべての漢字にふりがながついています。また、ポイント解説も追加され、分かりやすくなっています。
③別冊の「詰めアルゴ パズル問題集」を増補

アルゴを詰め将棋のように楽しめるのが「詰めアルゴ」です。アルゴの推理のわざをみがくパズルとして、子どもの論理的思考力をみがく教材として、また大人の脳活性ツールとして好評です。20ページの別冊に、レベル1から4までの20問が掲載されており、詳しい解答がついています。
セット内容

・アルゴカード 24枚
・ポイントチップ 40枚
・ケース
・ルールブック
・詰めアルゴ パズル問題集
あそびかた(2人プレーの場合)
【ゲームの準備】
⑴白黒合わせて24枚のカードをよく混ぜます。カードは白黒それぞれ0~11の数が描かれたものが1枚ずつあります。
⑵1人4枚ずつカードを配り、残りは裏向きのまま山札にします。

⑶各プレイヤーは、カードを伏せたまま相手に分からないよう、基本ルール通りにカードを並べます。

実際にはカードを伏せた状態ですが、このように並べます。


【ゲームの進め方】
⑴自分の番にカードを1枚山札から引いて、自分と相手の札をヒントに、相手の伏せてあるカードを推理します。
たとえば、この場合・・・

手持ちに白のカードが多いので、まずは白から見てみます。自分の手札に⓪②⑨があり、引いたカードが⑥でした。なので、相手が持っている白のカードは⓪②⑥⑨以外ということが分かります。
初めのうちはヒントが少ないので、あとは勘になります。相手から見て左から3番目の白カードを⑧と予想しました。
⑵予想したカードの前に、先ほど山札から引いてきた白⑥のカード置いて「8、アタック」と言います。

当たっていれば、相手は「イエス」と言い、当てられたカードを表向きにします。「アタック」したプレイヤーは、「アタック」に使用したカードを裏向きにしたまま、自分のカードの正しい位置に置きます。

外れたら、相手は「ノー」と言います。その場合「アタック」したプレイヤーは、今「アタック」に使用したカードを表向きにして、自分のカードの正しい位置に置きます。


相手のカードが白⑧と判明したことで、もう1枚の白カードは、位置的に、⑧より大きい数ということが分かります。さらに自分の手札に白⑨があるので、残った相手の白カードは⑩か⑪と推理することができました。
こうしてカードがオープンになるたび、少しずつヒントが現れます。
初めのうちはヒントが少ないので、当てずっぽうになることも多いです。ゲームを進めて行くうちにわかってくる条件をヒントにして、論理的に推理できるようになります。
⑶順番に⑵を行い、相手のカードを先にすべて当てた人が勝ちになります。
おすすめポイント
・ルールが分かりやすいので、誰でも参加しやすくなっています。
・遊びながら、集中力、記憶力、分析力が身につき、論理的思考力が向上します。また、脳のトレーニングにも役立ちます。
・参加人数に合わせて、4人で行うペアプレーやパズルのように1人で行うプレーも楽しめます。
・コンパクトで持ち運びやすく、机があればどこでも遊べます。
【6歳から】子どもに人気のカードゲーム・ボードゲーム9選!!
改訂前後で商品が変わったり、同じ商品でもサイトや販売元によって価格が異なったりしますので、ご購入の際は、ご確認をお願いします(*^_^*)
コメント