【絵本】かんたと旅する不思議な世界。心地よい余韻が残る「めっきらもっきらどおんどん」

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絵本
おすすめの年齢:3歳ころ~

遊ぶ友だちが見つからず、やけになった主人公「かんた」。

やけくそで歌った「めっきらもっきらどおんどん」というめちゃくちゃな歌が、おばけたちの好奇心をくすぐり、かんたとおばけたちを結びつけます。

主人公かんたが、3人の魅力あふれるおばけたちと出会い、不思議なひとときを楽しむ様子が、躍動感いっぱいに描かれています。

この作品を繰り返し読んできて、私が感じた3つの魅力をまとめてみました。

登場人物がとっても魅力的!

まずは、登場人物たちが個性豊かで魅力にあふれていることが挙げられます。

等身大の少年、主人公のかんた。そして「もんもんびゃっこ」「しっかかもっかか」「おたからまんちん」という迫力いっぱいだけど可愛くて憎めない、3匹のおばけたち。

読むたびその魅力に触れて、それぞれのキャラクターをどんどん好きになります。

いつまでも心に残る不思議な歌!

かんたが歌った「めっきらもっきらどおんどん」という不思議な歌はとても耳触りがよく、いつまでも心に残ります。

何度読んでも聞き飽きないフレーズは本当にすごいなと思います。

子どもたちも自然と口ずさみ、物語の世界を共有し楽しんでいるようです。

想像力をかき立てるストーリーと絵本構成!

表紙にはたくさんの黒い影・・・

これから何が起こるのだろうと、絵本を開く前から、物語の世界に引き込まれます。

ドキドキしながら読み進めると、魅力あふれる3人のおばけたちが登場します。そのシーンがとても印象的で、表紙から始まる物語の流れが本当に見事です。

そして物語の終盤に向け、話の盛り上がりとともに、読み手のイメージもどんどん膨らんでいきます。

読み終わった後の余韻も心地よく、またかんたと3人のおばけたちに会いたくなります。

まとめ

1985年に刊行された作品ですが、40年近く経った今も、子どもたちだけでなく、保育士からも愛されて、何度も読まれています。

作者の長谷川摂子さん、作画のふりやななさんの作品は保育園で読まれることが多く、リズムがよくみんなで声に出して楽しめる「きょだいなきょだいな」、かっぱに誘われ水の中の世界で過ごしていた女の子が人間の世界に帰る方法を探す「おっきょちゃんとかっぱ」がとくに人気でした。

生活発表会等で「めっきらもっきらどおんどん」の劇遊びをしているクラスを見ましたが、子どもたちは絵本で楽しんだ世界観をセリフや動きでのびのびと表現していて、とても楽しそうでした(*^_^*)

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