【まとめ】バランスバイク・キックバイクのおすすめ人気ランキングtop15!性能や金額を徹底比較

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キックバイク・バランスバイク

ペダルがなく、足で地面を蹴って進む子ども用の乗り物を「バランスバイク(キックバイク、トレーニングバイク)」といいます。

「ストライダー」という商品が有名ですが、ほかにもたくさんの種類があり、それぞれの商品にこだわり抜いた魅力があります。

車種によって本体フレームやタイヤの素材ブレーキの有無使用できる年齢耐荷重などが異なるため、おすすめのバランスバイクを1つに絞ることは難しく、重視する項目次第で人気の傾向も変わってきます。

ちょっと長い記事になりますが、納得のバランスバイク選びができるよう詳細にまとめましたので、是非ご参照ください。

まずは目的別のおすすめバランスバイクをご紹介します(それぞれの詳しい説明は後半にあります)。

目的別おすすめバランスバイク

性能の高さを重視

細部までこだわり抜いて作られた高性能で耐久性の高い2車種です。

高性能で《かっこいい》

売上台数、口コミ評価ともに高く、性能面でも信頼性の高い「ストライダー スポーツモデル」。

徹底的にシンプルな構造にこだわることで実現した、突起物のない安全性の高いデザインと高い耐久性が評価されています。

高性能で《おしゃれ》

バランスバイクが主力商品である「サーチライト」という会社が、国内自社工場で全台整備を行ってから出荷している「SPARKY(スパーキー)」。

デザイン性が優れているだけでなく、細部までこだわって安全面、耐久性、乗りやすさをとことん追求した商品です。

安さを重視したい

1万円以下というお手頃価格ながら、値段以上に高く見えて、口コミ評価も高い2車種がおすすめです。

高価格な商品に比べると、全体的な作りは少し粗く見えるという意見もありますが、十分な機能を兼ね備えています。

安くて《かっこいい》

マットな色合いとデザインにファンが多い「ピエグリーチェ ブレーキ付きキックバイク」。

操作性や自転車への移行を考え、ブレーキを搭載。ハンドル・サドルともに調整可能で、体重35kgまで長く使えます。

安くて《かわいい》

イタリアの最高級幼児自転車ブランド「arcova(アルコバ)」のキックバイク。

洗練された上品なデザインで「シンプルに、美しく、乗りやすく」をモットーに作られたバランスバイクです。

自転車としても使いたい

バランスバイクには、後からペダルを取付けて自転車として乗ることができる2WEYタイプのものがあります。値段は高くなりますが、長く乗ることができ、自転車への移行がスムーズに行えるので、こちらも人気です。

2歳頃から

ペダルに加えて補助輪もついた「3WEYキッズバイク」です。

※ペダルを取付けても公道は走行できないので、公園等での使用に限ります。

3歳半頃から

ストライダー 14x」は他のバランスバイクより大きめの14インチサイズで、対象年齢が3歳半~7歳と長く使うことができます(ペダルを付けると公道走行可)。

3歳以上で2WEYバランスバイクを検討する場合には、おすすめの車体です。

バランスバイクが選ばれる理由

「補助輪つき自転車から、補助輪を外すのが大変」という話を聞いたことのある人は多いと思いますが、それはなぜなのでしょうか?

大きな理由は2つです。

補助輪がついている自転車は転倒しないので、①ハンドルの持ち方が甘くなり②ハンドルを気ままに回すクセがついてしまいます

たしかに、ハンドルを左右に振りながら補助輪走行を楽しんでいる子どもの姿をよく見かけます。

その状態から補助輪を外そうとすると、うまく車体を支えられずに乗る前から倒してしまう、乗ってもハンドルをまっすぐ保てずすぐ転倒してしまうということが続き、恐怖感や練習を嫌がる気持ちが育ってしまうのです。

二輪車はハンドルを回して前輪が横を向いてしまうと簡単に転倒しますが、ハンドルを回さず前輪が前に向いた状態で走行すると、意外に倒れにくくなっています

幼児期にキックバイクに乗り親しむことで、基本的な二輪車の乗り方、つまり「ハンドルをしっかり持ち、無闇に回さない」「前を向いて走行する」「スピードに乗る」といったことを体で覚えることができます。

2~3歳頃から「ハンドルをしっかり持ち、バランスを取りながら車体を自分で支える」という経験をすることが、自転車へのスムーズな移行の大きな助けになるのです。

補助輪付き自転車の使用は悪いことばかりではなく「ペダルのこぎ方を知る」「体幹を鍛える」といった利点もあるので、使い方次第で自転車への移行をサポートしてくれる心強い味方です。

バランスバイクおすすめランキング

以下で詳しく記述しますが、本体の重量やタイヤの種類など細かく検討すると多くの比較ポイントがあり、一概にどの車種が一番と言い切れないところがあります。

最終的にはコストパフォーマンスや好みによって選択されることも多いのです。

順位をつけるのは非常に難しいのですが、性能、販売台数、コスパ、口コミ評価の高さなどをもとにランキングを作成しました。

以下、人気のバランスバイク(キックバイク、トレーニングバイク)トップ15を、商品名、メーカー、価格、対象年齢・身長、耐荷重、サドルの高さ、本体の重量、フレームやタイヤの素材、ブレーキやスタンドの有無、インチ数を一覧表にまとめたものです。

商品名写真ランキングメーカー価格(税込)対象年齢(適正身長)耐荷重サドルの高さ本体重量本体フレーム素材タイヤ素材ブレーキスタンドインチ数特徴
ストライダー
スポーツモデル
1位STRIDER
(ストライダー)
定価16,940円1~4歳
(70~115㎝)
27kg28~43㎝約3.0kgスチールEVA12販売台数1位。
乗りやすさを追求したシンプルな構造
D-Bike
キックス AL
2位ides(アイデス)定価15,180円2歳~
(85㎝~)
20kg30㎝~約3.6kgアルミEVA有(片手・
独自のイージー
ブレーキ採用)
12独自のブレーキ採用。
安全面と安定走行に高評価。
SPARKY
(スパーキー)
キックバイク
3位サーチライト定価12,980円2~6歳
(80㎝~)
30kg30~40㎝約4.5kgスチールゴム有(片手)
※オプションで
前輪にも取付け可
12国内自社工場で全台整備。
低重心で安定走行。
ストライダーPRO4位STRIDER
(ストライダー)
定価24,750円1~4歳
(70~115㎝)
27kg28~43㎝約2.5kgアルミEVA12アルミフレームで軽量。
錆びにくく丈夫​な車体。
ストライダー14x5位STRIDER
(ストライダー)
約29,700円3.5~7歳
(95~125㎝)
36kg38~55㎝約5.9kg
(ペダル付きで約7.4kg)
スチールゴム有(両手)
(オプション
2,090円)
142WEYタイプ。
3分でペダル後付け、公道走行可。
arcova(アルコバ)
キックバイク
6位arcova
(アルコバ)
約8,000円2~5歳
(90㎝~)
30kg33~40㎝3.7kgスチールEVA有(片方)
(専用スタンド)
別売キックスタンドあり
12上品で洗練されたデザインが人気。
標準装備も充実。
ピエグリーチェ
ブレーキ付
キックバイク
7位petit oiseau
(プチオワゾ)
約8,000円2~5歳
(90㎝~)
35kg29~41.5㎝約4.1kgスチールEVA有(片手)12マットなデザインが人気。
手頃な価格で使い勝手がいい。
3WEY
キッズバイク
8位JGUAN約16,000円2.5~5歳
(90~105㎝)
35kg38~46㎝約8.0kg
(ペダル・補助輪含む)
エア有(片手)12補助輪が付いた3WEY仕様
公道走行は不可。
DABADA
バランスバイク
9位DABADA
(ダバダ)
約5,500円2~5歳
(90㎝~)
25kg33~40㎝約4.0kgスチールEVA
(2024年12月より付属)
12低価格で手入れが簡単。
手軽に乗りやすい。
のりかえ
三輪車DX
押し棒付き
10位YATOMI約8,000円1.5~4歳25kg31~34㎝約5.6kgスチール前輪ゴム、後輪PU
(ホワイトのみ前後輪EVA)
三輪から二輪に変形。
上品なデザインの4WEY。
JD Bug
トレーニングバイク
11位JD RAZOR定価11,880円3~5歳30kg約3.6kgエア有(片方)12別売のペダル後付け可(公道走行不可)。
特徴的なデザイン。
iimo(イイモ)
キックバイク
12位エム アンド エム約15,000円2~5歳
(90cm~)
約30kg31~42㎝約3.46kgアルミエア有(片手)12ポーチ付き。
可愛くコンパクトなデザインが人気。
D-Bike
マスターFit
13位ides(アイデス)定価31,900円3歳~
(90~105㎝)
37~51㎝約9.0kg
(ペダル含む)
スチールゴム両手
(Vブレーキ採用)
14~18独自のブレーキ。
5秒でペダル後付け、公道走行可。
Chicco(キッコ)
バランスバイク
メタルフレーム
14位artsana
(アルツァーナ)
66,000円2~5歳25kg約3.5kgスチールエア12U字のハンドルが特徴的。
組み立てが簡単。
ラングス
バランスバイク
15位ラングス定価8,580円2~5歳20kg約2.0kgアルミEVA
(オプション2,420円)
12カラフルなデザインが特徴的。
2.0kgと最軽量。

※価格欄の「定価」は公式ショップでの販売価格、「約○○円」の表記は楽天、Amazon等の平均的な価格を表示しています。

※空欄は、公式ページ販売サイトいずれにも表記されておらず、不明なものです。


ランキングの概要

不動の人気商品である「ストライダー」シリーズが上位に入りました。

バランスバイク単体としての機能に加え、そのまま付属のペダルとチェーンを取り付けて自転車としても走行できる「2WEYバイク(2WEYタイプ)」を選ぶ人も増えています。

三輪車からキックバイクに変身するものもあり、幅広い商品の中から子どもの年齢や生活スタイルなどによって選ぶことができます。

バランスバイクの比較ポイント

  • 対象年齢:子どもの年齢、身長、体重に合っているか、長期間乗れるか
  • 安全性:小さい子どもが安全に乗れる設計になっているか
  • 本体の重量:軽いもの、重いものどちらを選択するか
  • 素材や品質:本体フレームやタイヤなどの素材は何か
  • 付属品:ブレーキ、スタンド、フットデッキなどが必要かどうか
  • デザイン:子どもが好んで乗るデザインか
  • 多機能性:ペダル後付けで自転車として使えるものや、三輪から二輪に変形できるものも

以上の点で、それぞれのバランスバイクを細かく比較検討しています。

知れば知るほど、1つ1つの項目がとても奥深いです。

なぜこれらのポイントを重視しているのか、詳しくまとめていきます

①対象年齢・身長

キックバイクの多くは「対象年齢2歳以上」となっていますが、それ以外に「身長90㎝以上」と記載されているものも多いです。

2歳と言っても、2歳0ヵ月と2歳11ヵ月では大きな違いがあります。

実は、2歳0ヵ月の平均身長は男子85.4㎝、女子84.3㎝くらいとなっています。

平均身長が90㎝を超えるのは男子が2歳7ヵ月、女子が2歳9ヵ月頃です。

そのため2歳の誕生日に購入しても、すぐには乗れないことがあります

私は息子の2歳の誕生日プレゼントに「対象年齢2歳以上」のものを購入したのですが、全く足がつかず、1年以上倉庫で眠っていました。息子の身長が小さめだったこともありますが・・・。

口コミ投稿の中にも、身長90㎝以上のバランスバイクを2歳の誕生日に買って「すぐに乗れた」というものもあれば「全く足が届かなかった」というものもありました。

また規定の年齢と身長に達していても、初めて乗るグラグラする乗り物に不安を感じて、嫌がることもあります(そのうち乗ってくれるようになります)。

高い買い物だったこともあり、乗車を拒否されると結構ショックでした。

喜んで欲しくて、思いを込めて選んだプレゼントなのに、足が届かなかったり嫌がったりして、贈る人も使う子どももガッカリ・・・ということが起こりがちなのがバランスバイクだったりします。

対象年齢や身長の目安を参考にしながらも「すぐには乗れないかも」「最初は嫌がることもある」ということを心に留めておくと気持ちが軽くなるかもしれません。

②安全性

今回のランキングに入っている商品はいずれも、安全性への評価が高いものばかりです。

2歳くらいの小さい子どもが乗ることを考えて作られているので、危険のないようシンプルなデザインのものが多くなっています。

バランスバイクの事故については、公道など人の多い場所での使用によるものが多いそうですが、バランスバイクは自転車とは違い「遊具」なので、公道での走行は禁止されています。

保護者の見守りのもと、ルールを守って使用することで、安全に楽しむことができます。

③本体の重量

軽いもの、重いものそれぞれに利点があります。

本体が軽い利点

小さな子どもが自分で動かすことができ、操作性に優れていることが多いです。

自宅近くでの使用が難しい場合には、公園などへの持ち運びに便利という点も支持されています。

反対に、走行については安定しづらく、ふらつきやすいという点があります。

口コミでも「倒れても安全で、子どもが自分で起こすことができるので良かった」「軽すぎてフラフラしてしまう」と賛否両方の意見があります。

本体が重い利点

重心がしっかりしているので、安定感のある走行ができます。

とくにタイヤなど本体の下部に重心を置くことで、さらに安定性を高めている車種もあります。

ただ、慣れるまでは重い車体をうまく動かせず、倒れても子どもが自分で起こすのが難しいという点があります。

口コミでは「重すぎて子どもには操作が難しい」「いざ走ると安定感があり、とても良かった」と、こちらも賛否両方の意見があります。

④本体の種類

本体の基本部分に「スチール」か「アルミ」が使用されています。

スチール

とても丈夫で耐久性がある素材です。

アルミよりも重量がありますが、安価なのでコストが抑えられます。

アルミ

一般的にアルミは強度面でスチールに劣るとも言われますが、一般的な自転車と同じように、バランスバイクにも丈夫なアルミ素材が使用されています。

軽い素材なので、持ち運びやすく、子どもが自分で操作しやすくなっています。

腐食に強いため、錆びにくく長持ちするという特徴もあります。

⑤タイヤの種類

主に「EVA(エヴァ)タイヤ」「PU(ポリウレタン)タイヤ」「ゴムタイヤ」が採用されています。

空気を入れるタイプのタイヤで、素材が明記されていないものは「エアタイヤ」としています。)

EVAタイヤ

EVA樹脂はプラスチックの一種で、ポリエチレンと比べて軽量で柔軟性、弾力性に優れていることから、主に緩衝材として使用される素材です。

水や紫外線に強く、サンダルやバスマットなどにも使用されています。

EVAタイヤの特徴は、軽量で、小さい子どもも扱いやすいという点です。

空気を入れる必要がないのでメンテナンスしやすくパンクしないという利点がある反面、安定性や衝撃吸収機能は少し低くなります。

PUタイヤ

ポリウレタンで作られたタイヤで、ゴムのグリップと柔らかさを模倣しています。

こちらも空気入れ不要の頑丈なタイヤです。

ゴムタイヤ

ゴムタイヤの中に空気が入っていることで、クッション性に優れ衝撃吸収やグリップ力に優れていることが特徴です。

EVAタイヤやPUタイヤに比べて重さがありますが、ゴムの重さで車輪に遠心力が加わって回転が良くなるため、走行性能が高まります。

さらにタイヤが重いことで車体全体の重心が下がるので、走行が安定します。

反面、車体が重くなるので小さい子どもには扱いづらいことがあり、空気入れなどのメンテナンスも必要です。

⑥ブレーキの有無

キックバイクにはブレーキが付いているものと付いていないものがあり、それぞれに理由があります。

ブレーキを付けていない理由

一般に、幼児の握力は大人の10%程度と言われています。

あえてブレーキをつけていないのは、小さな子どもに手でのブレーキ操作は難しいため、反射的に出やすい足で止まるのが一番安全であるという考え方によるものです。

車体が軽い商品に多く、足で止めても体への負担や危険が少ないという面もあります。

ブレーキを付けている理由

キックバイクによって「足で止まる」ことを体で覚えてしまうと、自転車に移行したときにそのクセが残ってしまい、転倒や事故のもとになることがあります。

そのため次のステップである「自転車に乗る」ということを考えると、ブレーキのついたものが勧められることも多いようです。

ブレーキの種類

バランスバイクに採用されているブレーキの多くは、片手のみに付いており、後輪に作用する「リアブレーキ」です。

ペダルを後付けできる2WEYタイプの中には、自転車と同じように両手で扱うブレーキが付いているものもあります。

⑦スタンドの有無

キックスタンドがあると、収納に便利で、車体に傷がつくことが減ります

それだけでなく、遊びの途中でも「乗らないときはきちんと立てる」という習慣、そして自分の持ち物をを大切に扱うことを幼い頃から身につけてほしいという思いも込められています。

標準装備ではないもののキックスタンドを後付けできるという車種もありますが、2,500円くらいするので予算と相談ということになるかもしれません。

⑧付属品

フットデッキ

バランスをとって乗車しているときに足を置くフットデッキを装備しているものがあります。

自転車に乗るという次の段階に向けて「ペダルに足を乗せておく」感覚をつかむことができます。

その他

専用のキックスタンドや前かご、収納袋などをオプションとして付けられるものがあります。

またストライダーなどは、好きな色のパーツを選んでカスタマイズすることもできます。

⑨多機能性

バランスバイクにペダルを後付けして、自転車のように使用できる2WEYタイプのものがあります。

ペダルを後付けできる良さ

バランスバイクから自転車に移るためには「初めて乗る」「サイズアップした自転車」で「ペダルをこぐ練習」をするという、3つの壁を同時に越えることになります。

その点、2WEYタイプでは慣れた車体のままでペダルをこぐ練習をするので、無理なく自転車に移行できるようになっています。

考え方次第

バランスバイクに乗ることによって「二輪車に乗る際のバランスの取り方」という、とても大切なが身につきます。

それさえできていれば、バランスバイクから幼児用自転車への移行はそんなに難しくはないという意見もあります。

実際に2WEYタイプのバイクは値段も高めなので、バランスバイク単体のものを購入し、しっかり乗れるようになってから幼児用自転車に乗り換える人も多いです。

3WEYの商品も

近年バランスバイクが流行していることで「バランスはとれるようになったけど、ペダルのこぎ方が分からない」という新たな悩みも生まれています。

2WEYバイクにペダルを付けたけど「こぐ」ということが分からなくて上手くいかず、補助輪付き自転車を借りて少し練習したところ、感覚をつかんですぐ自転車に乗れるようになった・・・という体験談もあります。

そこで、バランスバイクで二輪車のバランス感覚を身につけた後、ペダルと補助輪を付けて安定した状態でペダルをこぐ練習をし、それから補助輪を外すという3WEYで使用できるタイプのバイクも登場しています。

補助輪付き自転車に乗る段階を経ることで、ペダルのこぎ方を知り、体幹も鍛えられるので、2WEYタイプを選ぶときには選択肢のひとつとして検討されています。

反対に考えると、キックバイクから幼児用自転車に乗り換える際に、補助輪付きのものを購入すると、バランスバイク→補助輪付き自転車でペダルとサイズアップした自転車に慣れる→補助輪を外すという流れができるので、その方法をとることもできますね。

公道を走れる?

自転車は「軽車両」ですが、バランスバイクは「遊具」なので、公道での使用は禁止されています。

2WEYタイプでペダルを付けると、自転車の形になるのでは?と思うのですが、自転車と認められるには「両手ブレーキ」「クランク(空転するペダル)」が必要などいくつかの条件があります。

2WEY自転車でも、よく見るとブレーキが片方しかないものが多いですね。

今回のランキングのうち、公道を走れる自転車になるものは「ストライダー14x」と「D-bike マスターFit」です。

また自転車や2WEYバイクは、公式ショップであっても、インターネット等で購入する場合は防犯登録ができないことがある(オプションとして手続きできるショップもある)ので、公道を走行する前には近くの自転車店やホームセンターなどで防犯登録をする必要があります。

長く使うために2WEYタイプを選び、公道も走る予定という方は「軽車両」として公道走行が認められる機能が付いているかどうか、しっかり確認することをおすすめします。

比較ポイントのまとめ

・対象年齢や身長は、あくまで目安

・扱いやすさを重視する場合は「EVAタイヤ使用の総重量が軽いもの」

・走行の安定性を重視する場合は「ゴムタイヤ使用の総重量がそこそこ重いもの」

ブレーキスタンドフットデッキの有無は考え方次第

2WEYバイクを選ぶ場合は、公道走行できるか確認が必要

各バランスバイクの特徴と評価

2024年の人気バランスバイク(キックバイク、トレーニングバイク)のランキングtop15、それぞれの特徴と評価を詳しくまとめています。


1位:ストライダー スポーツモデル

  • 価格:定価16,940円(税込)
  • 対象:1~4歳(70~115㎝)※下の備考参照
  • 耐荷重:27kg
  • 重量:約3.0kg

特徴

ストライダーシリーズの中でも売り上げNo.1の商品。クラシックタイプよりさらにハンドルを細く握りやすく改良。快適性の高いクッションシート、ハンドルバーパッド、フットステップなどが付属しており、乗りやすさを追求した構造。ブレーキはあえて付けておらず、ハンドルが360度回転するため、転倒時に胸部などへのハンドルによる衝撃が加わりにくい。軽量で扱いやすいEVAタイヤを採用し、本体の重量も3.0kgと2歳児が持ち上げられる軽さ。米国の安全規格CPSCとEU加盟国の玩具基準CEを取得している。

評価

・初心者にも扱いやすいシンプル設計と高い耐久性徹底的にシンプルな構造にこだわることで実現した、突起物のない安全性の高いデザインが評価されている。

・仕様変更により「対象年齢1~4歳(目安)※体重制限27kg」となったが、公式HPには別売の「XL ロングシート(税込2,860円)」を装着すれば、体重27kg以下であれば5歳を超えても使用できると表記されている。平均体重でみると27kgを超えるのは男子8歳2ヵ月、女子8歳5ヵ月であり、耐久性のある車体なので長く乗ることが可能。

・ストラーダーシリーズの基本形である「クラシックモデル(税込13,750円)」は現在、公式店舗を含み品切れ状態になっていることもあり、スポーツモデルの販売数が増加している。

備考

現在、仕様変更で従来の「対象年齢1.5~5歳」から「対象年齢1~4歳(目安)※体重制限27kg」に変更されており、まだ移行が完了していない店舗もあるので、購入の際には確認が必要

これまでは通常のシートに加えて「交換用ロングシートポスト(シートを支える棒)」が初期セットに付属し、付け替えることで5歳まで使用できていた。しかしユーザーの使用頻度が低いことから、オプションとしてロングシート(長めの棒付きシート)を取り扱うこととなった。

ロングシートポストがなくなった分、通常のシートポストが従来より1.5㎝長くなっており、対象年齢が変更されたが、本体自体に大きな変更はないため「耐荷重」「本体重量」はそのままである。


2位:D-Bike キックスAL

  • 価格:定価15,180円(税込)
  • 対象年齢:2歳~(85㎝~)
  • 耐荷重:20kg
  • 重量:約3.6kg

特徴

創業90年の幼児自転車の老舗で、安心安全にこだわった運動遊具に定評のある「ides(アイデス)」のキックバイク。独自に開発した「EZB(イージーブレーキ)」を採用し、2歳頃の子どもの握力でも操作しやすくなっている。本体はアルミフレームで軽量化を実現。ハンドル幅を広くすることで操作が軽くなり、地面からの衝撃にもハンドルが振られにくいため安定して走行できる。走行時に足を乗せるフットデッキやスタンドが標準装備

評価

・EZB(イージーブレーキ)、滑りにくい細身のグリップ、ハンドルストッパーなど、安全面への細やかな配慮が行き届いている。

軽量化を実現しつつも、クッション製のあるシート、幅広ハンドルなど、安定走行のための工夫も高評価。

・耐荷重20kgが少し気になるところ。男子の平均体重は5歳9ヵ月で20kgを超えるので、他の車種に比べて乗れる期間が短くなる可能性はある。ただ安全基準が高いために耐荷重を低く設定していることがあり、また体重20kgになる頃には幼児用自転車に乗り換えるので気にならないという人が多い。


3位:SPARKY(スパーキー) キックバイク

  • 価格:定価12,980円(税込)
  • 対象:2~6歳(80㎝~)
  • 耐荷重:30kg
  • 重量:約4.5kg

特徴

SPARKY(スパーキー)を主力商品に掲げる「サーチライト」という会社のバランスバイクで、「わが子に乗せたいキックバイクを」という強い思いが込められている。出荷前の整備はすべて国内の自社工場で行うため、初期不良が少ない。また安全性だけでなく、耐久性、走行性など、細部までこだわって作られている。ゴムタイヤ採用の低重心(タイヤとホイールだけで1.5kg)で走行が安定する構造。また一般的な子ども用自転車と同じ70㎜ドラムのブレーキを使用することで、制御しやすく、故障したときに部品を入手しやすくなっている(多くのバランスバイクは58㎜ドラム)。オプションで前輪ブレーキ、前かご、キャリーケース、ロングシートなどをつけることができ、名入れも可能。組み立てはハンドルのみですぐに乗れる。

評価

国内自社工場で全台整備を行ってから出荷するという安全性へのこだわり

デザイン性が優れているだけでなく、細部までこだわって安全面、耐久性、乗りやすさをとことん追求した商品。

公式HPでの商品説明がどこよりも丁寧。なぜキックバイクが必要かという理由から、それぞれのパーツを選んだ意図まで分かりやすく書かれている(楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングの商品ページにも同じ説明あり)。


4位:ストライダー PRO

  • 価格:定価24,750円(税込)
  • 対象:1~4歳(70~115㎝)※下の備考参照
  • 耐荷重:27kg
  • 重量:2.5kg

特徴

スポーツモデルからさらに洗練され、車体も軽くなっている。本体をはじめハンドルなどの主要パーツにアルミフレームを採用し、さらに軽く錆びにくい仕様に。ハンドルバーを保護するパッドが付属。仕様変更により対象年齢が下がったが、本体の耐荷重は変わっていないので、オプションのロングシートに付け替えることで5歳を超えても長く使える。

評価

・高品質素材と軽量設計で、安全性と取り扱いの容易さを兼ね備えている

・品質に間違いはないが、その分高価なので、人気はあるものの、比較してストライダースポーツモデルを選択する人が多い。

備考

2025年1月より、仕様変更で従来の「対象年齢1.5~5歳」から「対象年齢1~4歳(目安)※体重制限27kg」に変更されるので、購入の際には新旧どちらになっているか確認が必要

従来のものは通常のシートに加えて「交換用ロングシートポスト」が初期セットに付属し、付け替えることで5歳まで使用できていたが、ユーザーの使用頻度が低いことから、ロングシートはオプションとしての取り扱いとな

その分、通常のシートが従来より1.5㎝長くなり、対象年齢が変更されるが、本体自体に大きな変更はないため「耐荷重」「本体重量」はそのままである。


5位:ストライダー 14x

  • 価格:定価29,700円(税込)
  • 対象:3.5~7歳(95~125㎝)
  • 耐荷重:36kg
  • 重量:(ペダル無)5.9kg(ペダル有)7.4kg

特徴

ストライダーシリーズ初の2weyタイプストライダー14x(フォティーンエックス)」。多くのバランスバイクが12インチであるのに対して、こちらは14インチと少し大きめ。3歳半頃からの使用を想定しており、7歳まで長く使える。3分でペダルを装着することができ、公道走行可能となる。ペダルをつけても7.4kgで14インチ自転車の中では圧倒的に軽い。またペダルが小さく、こぎ始めが軽いので、子どもが扱いやすい仕様になっている。

評価

・長期間使用することができ、自転車への移行がスムーズに行える。人気の「ストライダー」シリーズの長所を引き継いでいる上、ペダルの着脱が容易で、公道を走行できる点も高評価。

少し大きくなってからのバランスバイクデビューにはぴったりだが、2歳頃からの使用を検討している場合にはストライダースポーツタイプが選ばれることが多い。


6位:arcova(アルコバ) キックバイク

  • 価格:約8,000円(税込)
  • 対象:2~5歳(90㎝~)
  • 耐荷重:30kg
  • 重量:3.7kg

特徴

イタリアの最高級幼児自転車ブランド「arcoba(アルコバ)」の理念である美しさと上品さを受け継いだキックバイク。「スカートにも可愛く似合うものを」という要望から「シンプルに、美しく、乗りやすく」をモットーに、細部までこだわって作られたバイク。パステル調の本体と真っ白なタイヤが人気で、一目惚れして購入したという人も。見た目だけでなくブレーキや専用スタンド(置くタイプ)などの装備もしっかり付いており、キックスタンドや前かごなどのオプションも豊富で自分好みにカスタマイズできる。

評価

・手頃な値段以上の洗練されたデザインに、ブレーキや専用スタンドなどの装備も十分

初期不良は少ないが、組み立て方が少し分かりにくい

・淡く統一感のある色合いなので、傷が付くと目立ちやすい。売れ行きがいいので、人気のカラーが品切れになっているサイトもある。


7位:ピエグリーチェ

  • 価格:約8,000円(税込)
  • 対象:2~5歳(90㎝~)
  • 耐荷重:35kg
  • 重量:4.1kg

特徴

「petit oiseau(プチオワゾ)」シンプルでリーズナブルなバランスバイク。あえてロゴを付けない、マットでおしゃれなデザイン。操作性や自転車への移行を考え、ブレーキを搭載。ハンドル・サドルともに調整可能で、体重35kgまで長く使える。公式ショップがなく、ネットショップで購入することができる。

評価

おしゃれなデザインで選ばれることが多いが、手頃な価格ながら機能性があり、工具なしでサドルを下げられるなど使い勝手が良い

マットな質感がおしゃれだが、汚れが気になりやすい。

・組み立ては比較的簡単だが、ハンドルやサドルの固定が上手くいかず交換になったという口コミが少し多いので、余裕をもって注文するのがおすすめ。


8位:3WEYキッズバイク

  • 価格:約16,000円(税込)
  • 対象:2.5~5歳(90㎝~)
  • 耐荷重:記載なし
  • 重量:約8.0kg(ペダル、補助輪含む)

特徴

ペダル後付けで自転車にもなる2WEYタイプに、さらに補助輪がついた3WEYバイク。①キックバイクで二輪車のバランス感覚を身につけた後、②補助輪をつけて練習することでペダルのこぎ方を知り、体幹も鍛えられる。③それから補助輪を外す・・・という3段階を経ることで、よりスムーズに自転車へ移行できる仕組みになっている。後輪ブレーキが付いており、小さな手に合わせてブレーキレバーの幅を調整できる。フットレスト、キックスタンド、空気入れなど、標準装備が充実

評価

・ブレーキ、フットレスト、キックスタンド、補助輪などの装備がしっかり付いており、3WEY仕様で長く使える。とくに補助輪があることで自転車に移行しやすい

・組み立てに少し時間がかかるという意見もあるが、丁寧な説明書があるので安心。

同じ販売サイトでも、対象の記載が「2歳半~5歳(身長85~105㎝)」と「2~5歳(身長90~105㎝)」の2種類あるが、公式サイトがないので確実ではない。ただサドルが他の車種より高く「38~46㎝」となっているので、2歳や身長85㎝からの乗車は難しいと思われる。また耐荷重も表記されていない

チェーンにカバーがなく、むき出しになっているのが気になる点。またブレーキが片方のみしかないなど、自転車としての用件を満たしていないので公道での走行はできない


9位:DABADA バランスバイク

  • 価格:約5,500円(税込)
  • 対象:2~5歳(90㎝~)
  • 耐荷重:25kg
  • 重量:約4.0kg

特徴

子ども用の運動遊具などを数多く発売している「DABADA(ダバダ)」の商品。シンプルで無駄のない構造組み立てが簡単ですぐに乗れる、EVAタイヤ使用で手入れが簡単など、手軽に乗れる仕様になっている。本体がスチールのため、少し車体は重いが価格は抑えられている。プロテクター付きで5,500円という安さ。楽天市場などネットショップでの販売台数が多い

評価

・気軽に購入しやすい価格かつ有名な運動遊具のメーカー製ということもあり支持が高い。

重めの車体で安定しやすいが、手動ブレーキが付いていないので、足で止めるときの体への負担がやや気がかり。

・楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングともに販売台数が多く人気の商品。一方で他の商品に比べて、初期不良(本体の歪みなど)の報告や耐久性への不安が相対的に多く、他の車種に比べて口コミ評価若干低い。


10位:のりかえ三輪車DX 押し棒付き

  • 価格:約8,000円(税込)
  • 対象:1.5~4歳
  • 耐荷重:25kg
  • 重量:約5.6kg

特徴

三輪車とバランスバイクの2WEYで人気の「norikae(のりかえ)」シリーズの中でも、一番売れているのが「のりかえ三輪車DX押し棒付き」。上品なフォルムと色合いが人気。4WEYで使うことができ、①初めは背もたれと股ベルトを付けてしっかり支え、押し棒での散歩。②自分でこぐようになると背もたれとベルトを外してペダルを付け、三輪車モード。③ペダルを外して2つの後輪をくっつけ、キッズバイクモード。④ペダルを付けて、自転車モード。三輪車としても、2通りの使い方ができて優秀で、前輪にはゴムタイヤを使うというこだわり。サドルの高さも少しだが調節できる。

評価

・三輪車とバランスバイクの2WEYで使えるものの中では、一番のおすすめシリーズ。とくに三輪車としての機能が充実しており、便利で人気のある商品だが、「バランスバイク」としての機能でみるとランキングは下がる。

・三輪車としても2WEYで使えて便利だが、腰ベルトだけだと不安な場合は、しっかりしたガード付きの「のりかえ三輪車GXガード押し棒付き(税込約9,000円)」も販売されている。屋根付きのものなどもあり、要望に合わせて選べる細やかなシリーズ展開も人気。

・最終形態で自転車モードになるが、公道の走行はできない


11位:JD Bug トレーニングバイク(Airタイヤ)ブレーキ付き

  • 価格:定価11,880円(税込)
  • 対象:3~5歳
  • 耐荷重:30kg
  • 重量:約3.6kg

特徴

キックスクーターが有名な「DJ RAZOR」のトレーニングバイク。ゴムタイヤ採用の重量級。別売のペダル「ギアボックス(税込5,280円)」を後付けして2WEY仕様にすることができ、自転車へのスムーズな移行が可能。

評価

・対象年齢が3歳以上と高めな分、体重30kgまで長く乗ることができる。

・特徴的な見た目で好みが分かれるが、別売のペダルを本体に差し込む形で後付けでき、2weyで長く使えるのが魅力的。ペダルを付けても自転車の用件は満たさず、公道の走行ができない

※同シリーズでブレーキ無し、EVAタイヤ採用のトレーニングバイク(税込10,780円)も発売されているので、購入の際には要注意。重量や対象年齢は同じだが、こちらはペダルの後付け不可


12位:iimo(イーモ) キックバイク

  • 価格:約15,000円(税込)
  • 対象:2~5歳(90㎝~)
  • 耐荷重:30kg
  • 重量:3.5kg

特徴

「iimo(イーモ)」は、創業約80年、子ども用の乗り物や育児用品を作り続けてきた会社の新ブランド。現代のスマートなライフスタイルに自然に溶け込む、本当に必要とされるものを作り提供している。素材の記載はないものの、エアータイヤ使用で衝撃を吸収してくれる。可愛くてコンパクトなデザインが人気で、ハンドル中央に着脱可能なフロントポーチ付き。

評価

デザインの可愛らしさから選ばれることが多いが、アルミフレームにエアータイヤ、ブレーキなど、装備もしっかりしている。

・バランスバイク単体としては少し値段が高めなので、比較検討して、同じ価格帯の「ストライダー」(1位)や「arcova(アルコバ)」(7位)などが選ばれることも多い。そのため、ランキングとしては低くなっているが、デザイン性と性能面では評価が高い。


13位:D-Bike マスターFit14

  • 価格:定価31,900円(税込)
  • 対象:3歳(90~105㎝)
  • 耐荷重:記載なし
  • 重量:約9.0kg(後付けペダル含む)

特徴

3位のキックスALと同じ「ides(アイデス)」2WEYバイク。14インチのほか、16・18インチの商品があり、体格に合わせて選ぶことができる。一般的な子ども用自転車の56%の力でピタッと止まれる「Vブレーキ」を採用。特許取得の「ヘンシンスイッチ」によりワンプッシュ5秒でペダルの着脱ができ(ボルトで締めて完全固定も可能)、自転車へのスムーズな移行が実現。サドルに持ち手がついているので大人が補助しやすく、別売で補助輪もあるので慎重な子どもも挑戦しやすい。現在なぜか適正体重が示されていないが、以前は30kgの表記があった。JIS規格より厳しい安全規格で検査を行っており、安全面では信頼度が高い

評価

・Vブレーキ、滑りにくい細身のグリップ、ハンドルストッパーなど、安全面への細やかな配慮が行き届いている。

・ゴムタイヤ、クッション製のあるシート、幅広ハンドルなど、安定走行のための工夫も高評価。

・安全基準が厳しいという要因はあるが、適正体重の表記がないこと、さらに適正身長の幅が15㎝しかなく、3万円超えの金額に対して使える期間が短くなる可能性があるのが心配な点。平均身長だけでみると、適正身長の90~105㎝に該当するのは、男子が2歳7ヵ月~4歳10ヵ月、女子が2歳9ヵ月~4歳11ヵ月頃。さらに対象年齢3歳以上という規定もあるので、2WEYなのに使用できる期間が2年未満になる可能性もある。同じく14インチの「ストライダー14x」とよく似た規格なので、サドルの高さからすると6歳ぐらいまで乗れるようにも思うが、適正身長から考えると対象の幅がかなり狭くなってしまう


14位:Chicco(キッコ) バランスバイク

  • 価格:約7,000円(税込)
  • 対象:3~5歳
  • 耐荷重:25kg
  • 重量:約3.5kg

特徴

イタリア「artsana(アルツァーナ)」社のベビー用品ブランド「Chicco(キッコ)」のヒット商品。ベビーカーやチャイルドシートなどが有名なブランドで、安全性が高い。U字のハンドルなどスタイリッシュなデザインが特徴的で、見た目に対して手頃な価格

評価

・デザインで選ばれることが多いが、組立が簡単で乗りやすく、実際に購入した人の評価も高い

ハンドルの形が独特で、好みが分かれる。

・楽天市場やYahoo!ショッピングなどのサイトによって、また同じ商品説明の中でも対象年齢(2歳~・3歳~)、重量(2.7kg・3.0kg・3.5kg)などの記載に違いがあり、Chiccoの日本語の公式HPがないため正確な情報が不明


15位:ラングス バランスバイク アルミマット

  • 価格:定価8,580円(税込)
  • 対象:2~5歳
  • 耐荷重:20kg
  • 重量:約2.0kg

特徴

スポーツトイの輸入、販売で有名な「ラングスジャパン」の商品。最軽量2.0kgながら、ヨーロッパ安全基準CEマーク取得。オプションとしてスタンドは同時購入可。カラフルで目立つ車体に好みが分かれるところ。

評価

・キックバイクの中でも最軽量で扱いやすい。ブレーキやスタンドなどが一切必要ないという軽量派には最適。

カラフルな見た目に好みが分かれる。

・別売のスタンドの価格(2,420円)を考えると他の車体が買えるので、そちらが選ばれることも。


バランスバイク購入前に知っておきたいこと

これまでに記述した内容もありますが、改めて、バランスバイクを購入する前に知っておきたいことをまとめます。

①道路は走行できない

自転車は「軽車両」として公道で使用できるのに対し、バランスバイクは「遊具」なので、公道を走行することはできません

また、公園などでもバランスバイクの使用を禁止している場所があるので確認しておくと安心です。

2WEYタイプのもので条件を満たせば公道を走れるものもありますが、その場合は防犯登録が必要になります。

②年齢・身長はあくまで目安

規定の年齢に達していても、シートの幅や子どもの体格など様々な要因あるので、足が地面に届かず、すぐに乗れないことがあります。

また、初めてのグラグラする乗り物に不安を感じて、嫌がる子どももいます。

でも、いつかは喜んで乗ってくれるようになります!!

すぐには乗れないかも」「初めは嫌がることもある」ということを知っておくと、贈る側も少し心が軽くなるかもしれません。

③ヘルメットが必須

バランスバイクに乗るときには、万が一転倒したに頭を守ってくれるヘルメットが必要です。

いざ乗るぞ!となったときに、ヘルメットを後から購入すると間に合わないので、一緒に用意しておくといいですね。

必要な場合には、ひざ・ひじ用のプロテクターもあります。

④早めに段取りをする

人気の車種が売り切れていて欲しい日までに手に入らなかったり、配送が間に合わなかったりして、妥協するのは悲しいものです

また、メーカーも配送業者も気をつけてくれてはいますが、大きくて重量のある商品なので、歪みやキズなどの初期不良で交換になってしまったり、交換を待つ時間がなくそのまま使用した・・・という話もあります。

せっかくのプレゼントなので、納得できるものを気持ちよく贈れるように余裕をもって購入するのがおすすめです。

⑤補助輪付き自転車の活用法

バランスバイクから自転車へ移行する際に、ペダルのこぎ方が分からずにつまずいてしまうことがあります。

これまでに「補助輪付き自転車から補助輪を外すのが大変な理由」を記述しましたが、使い方次第では補助輪は重要な役割を果たしてくれます。

バランスバイクから幼児用自転車への移行が難しい場合には、補助輪を付けて練習することで、ペダルに慣れてスムーズに乗れることもあるのです。

そのため、バランスバイクに乗れるようになった後で幼児用自転車を購入する場合、補助輪付きのものを選ぶのも1つの選択肢になります。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。お気に入りのバランスバイクに出会えますように!

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